北朝鮮地上軍の攻勢作戦において、歩兵師団は、偵察及び監視の主要責任を有する。これは、天候及び地形、並びにCFCの能力を含む作戦地域の全様相を含む。しかしながら、各兵科の各梯隊は、北朝鮮地上軍の攻勢作戦を支援するために、軍事偵察及び監視を実施するものと予想される。

　梯隊により、連隊偵察及び監視は、CFC連隊の後方及び第１線師団の後方まで拡大される。師団は、CFC師団の後方地域及び第１線軍団の後方をカバーするものと予想される。軍団は、CFC軍団の後方地域並びに上級のCFC梯隊の後方地域のカバーを任務とする。軍及び国家級の偵察部隊は、CFCの後方地域全体をカバーするものと予想される。

　北朝鮮空軍の航空偵察は、比較的短時間に広範囲に渡るCFCの位置、集結、及び活動の本質に関する情報資料を獲得するものと予想される。監視、写真、及びレーダー探知は、諸兵科連合作戦の支援のために、偵察機、爆撃機、及び戦闘機により遂行される。

　北朝鮮海軍の偵察は、CFC上陸部隊の脅威を受ける地域を迅速に確認するために、海軍艦艇、技術監視哨所、海軍偵察航空隊、海岸防衛部隊、及び海岸砲兵部隊により実施される。

　地上偵察任務は、地上軍の技術要員の特殊技能と資産を使用することにより、CFCの戦闘部隊、地形、及び天候に関する詳細な情報資料を獲得することにある。この情報資料は、航空及び海上偵察により収集されたものに沿って、CFCの配置、戦力、及び弱点を確認するために統合される。

最終更新日：2003/05/21